FAQよくあるご質問
LRTの運営は誰が行うの?
LRTの運営は、行政と民間が出資した宇都宮ライトレール株式会社が担います。芳賀・宇都宮のLRT事業は地方の公共交通の充実・強化を図るために国が設けた「公設型上下分離方式」という仕組みを採用することで運営と整備の役割を分担します。
「公設型上下分離方式」とは
道路や公園などと同じく軌道などの施設や車両を行政が整備・保有し、民間事業者が運行を担う仕組みです。行政と民間で得意な分野を分担することで、効率的な事業運営を可能にし、 安くて質の良いサービスの提供を実現します。
LRTの利用者数(需要予測)は、どれくらいを見込んでいるの?
JR宇都宮駅東側区間のLRT利用者数は段階的な調査を重ねながら、 「県央広域都市圏生活行動実態調査」結果を用いた需要予測を行い、行き・帰りで平日約1万6千人を見込んでいます。
JR宇都宮駅東側区間のLRT利用見込み人数
LRT運営の収支はどの程度なの?
「公設型上下分離方式」を用いるLRT運営は、人口減少社会を見据えた利用者数見込みや人件費・物価の上昇、民間路面電車事業者の実績等を反映した収支計画から見積もって年間約1.5億円の黒字を見込んでいます。(需要が定着する開業4年目の見込み)開業前経費によって生じた累積損失は開業9年目で解消する見込みです。
運営収支見込み(開業4年目)
LRTだけ…じゃなくて!!
質の良いサービス提供や利用しやすい料金設定、他の移動手段との乗り換え施設の整備などを進めるLRT事業とあわせて、交通ICカードを用いた市内路線バスの運賃支払いや運賃上限制度の導入を検討するなど、LRTだけではなくバスや鉄道などを含めた公共交通ネットワーク全体の充実を図っていきます。
LRT導入後、クルマの車線や流れはどうなるの?
LRT導入区間の一部ではクルマの車線が減ることになりますが、LRT導入区間周辺の道路ネットワークの整備に計画的に取り組むとともに導入区間では自動車交通に配慮した信号点灯サイクルの調整や交差点の改良を行うことで円滑な交通の確保を目指していきます。
LRTは、JR宇都宮駅西側区間も通るの?
JR宇都宮駅西側のLRT整備は、計画区間である「桜通り十文字付近」からのさらなる延伸を含めた「大谷観光地付近」までの5つの区間について検討しています。道路管理者や交通管理者、交通事業者等の関係機関との協議や沿線商店街との意見交換などに取り組みながら、引き続き、事業化に向けた調査・検討を進めていきます。
LRT整備の検討の経緯は?
LRT事業については、平成25年3月に策定した「東西基幹公共交通の実現に向けた基本方針」において、桜通り十文字付近から宇都宮テクノポリスセンター地区までを全体計画区間とし、JR宇都宮駅東側から段階的に整備することとしました。
平成25年10月には芳賀町のLRT事業への参画意向を受け、JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地付近までの区間を優先整備区間として改めて設定し、「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」などで事業化に向けた具体的・専門的な検討を進めてきました。
時刻表や定期券などはいつ頃発表されるの?
時刻表、所要時間の詳細は、運行事業者である宇都宮ライトレール(株)において、今後実際の営業を想定した習熟運転を行い、各停留場の発着時刻等を確認した後、ホームページなどで発表する予定です。
また、通学定期は5割引、通勤定期は4割引を想定していますが、詳細や具体的な運賃については、宇都宮ライトレール(株)にて発表します。時刻表(ダイヤ)、運賃については国の許可を経て決定。定期券は車両基地の窓口、JR宇都宮駅東口の窓口等での販売を予定。
現金で乗りたいけどおつりはでるの?
おつりは出ません。乗る前にあらかじめ小銭をご用意いただくか、LRT車両内で両替をお願いします。(市内を走っている路線バスと同じイメージ)。LRTの車両内にある「運賃箱」では50円、100円、500円硬貨、1,000円札の両替が可能です。
子どもと一緒に乗るときは、どのように乗り降りしたらいいの?
お子様本人が、小児用ICカードをお持ちであれば、全ての扉から乗降が可能です。お子様本人が小児用ICカードを持っていない場合や、保護者がお子様分を支払う場合は、降車の際、先頭扉で運転士にお声がけください。
さらに知りたい
小児運賃はどのくらいの割引率なの?
6歳以上12歳未満のお子様は半額運賃でご利用いただけます。
障がい者手帳を持っているんだけど、totraで乗るときはどうするの?
交通系ICカード「totra」では、「障がい者用totra(身体・療育)があります。こちらを使用することで、自動的に割引運賃が適用され、すべての扉から乗降できます。
なお、「障がい者用totra」の割引は、関東自動車やジェイアールバス関東のバス運行エリア、地域内交通エリア、LRTエリアのみで使用が可能です。「障がい者用totra」とは(「totraご利用ガイド」より)
・自動的に制度割引運賃が適用される障がい者(身体・療育)の方専用のカードです。
・記名人以外の方のご利用はできません。
・詳細につきましては、以下をご参照ください。
「totraご利用ガイド」
障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たな IC カードのサービスの概要について
障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たな Suica のサービス開始について
さらに知りたい
障がい者用totraはどのように購入するの?
ご購入の際には、各バス事業者の営業所などの取扱い窓口にて、「身体障がい者手帳または療育手帳」を提示することで購入できます。(宇都宮ライトレール株式会社では現在、お取り扱いしておりません。開業後には取り扱いしていく予定です。)
Suicaの場合はどうするの?
障がい者手帳をお持ちの方が、スイカ(Suica)でLRTをご利用いただいた場合の運賃の支払い方法については、バスなどと同様、降車時に進行方向前方の先頭車両にいる運転手に、「身体障がい者手帳または療育手帳」などを提示する必要があります。2023年3月18日より、第1種身体障害者または第1種知的障害者の大人のお客さまについては、障がい者割引が適用されるお客さま向けの新たな Suica のサービスが開始されました。「障がい者用Suica」を購入した場合、Suica・PASMOエリアの鉄道においても、本人用・介護者用を同時かつ同一行程で乗車される場合に、自動改札機にて割引運賃を自動精算してご利用いただけます。
車椅子で乗りたいけど、どうやって乗ったらいいの?
ライトラインは車両の床が低く平らで、乗り場との間に段差や隙間がほとんどなく、乗り降りがしやすいバリアフリー設計です。また、先頭車両と後方車両に一カ所ずつ車椅子スペースが設置されており、床には固定器具も設置されていますので、そちらのスペースをぜひご利用ください。